講師経験者への再教育


講師の2つのタイプ


 すでに社内研修を担当している講師には2つのタイプあります。

 

 一つ目のタイプは、自分の「研修講師としての型」があり自信をもってやっている講師。二つ目のタイプは、研修を数年やってみたけど、「我流・自己流だった」と自信をなくしている講師です。

 

 その2つの講師の主な違いは1つです。それは、受講者をよく観察して、研修を進めているかどうかです。受講者をよく見るというのはあたりまえのようで、あたりまえではありません。

 

 まず、自分の「研修講師としての型」があり自信をもってやっている講師は、何をしているかというと、研修内容を伝えることにこだわらないで、受講者の反応をよくみて、調整、工夫しています。

 

 具体的には、事前の準備で、そこまで細かいことは受止められないから伝えなくてもよいとか、研修中は、少し長く話してしまったので、ここで軽いディスカッションを入れた方がいいとか、また、今回の受講者には興味がありそうなこんなネタを話してから、新しい章に入ろうなど、受講者をよく見て、調整、工夫しているのです。


駆け出しの講師


 一方、駆け出しの講師は、受講者を見ているようで、研修内容を話すことに意識がいっています。なので、最初の数年は、受講者をよく観察する余裕がありません。

 

 その後、数年経過すると、研修内容が頭に入り、その分余裕ができ、受講者がよく見えてきます。

 

 その結果、受講者の反応が微妙にわかってきてしまい、悪い反応だと思うと、その悪い反応の解釈ができずに、自信をなくしてしまうのです。これこそが、「我流・自己流だった」と自信をなくしている人なのです。


自信をもってやっている講師に近づくには


 では、自分の「研修講師としての型」があり自信をもってやっている講師に近づくには、どんなことをやればいいのでしょうか?

 

 それは、1度でいいので、受講者視点での研修を経験させることです。実際の社内研修は、受講者視点でなくても、研修が成り立ってしまうことがありますが、疑似体験でもいいので、受講者視点での研修経験をすることが大切です。

 

 取組みとしては、以下のサービスがあります。

 

 1)講師資格CTT+取得支援研修(4日間)

 2)組織内講師・個人支援サービス(約2~4ヶ月)

 

 講師資格までとる必要があるのかな?と思うかもしれませんが、取得した方がよいです。

 

 理由は2点あります。1つ目は、受講者視点における講師としてのスキルを理解したという自信が持てるから。2つ目は、講師資格を取ったという感情的な自信がつくからです。この2つ目が非常に大きいのです。この2つ目によって、自分の経験を「我流・自己流」と認識してまったマイナスな感情を払拭してくれるのです。

 

 結果的に、その感情的な自信が、受講者にも伝わるのです。そして、その感情的なものによって、受講者が安心して研修内容を理解するベースになるのです。


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