研修品質の向上


フィードバック


 「社内の研修品質を上げていくためにはどうしたらよいのでしょうか?」

 

 この研修品質は企業によって「研修を評価する基準」が異なっているので、一概に言えませんが、キーワードを上げるとすれば、「フィードバック」です。

 

 つまり、専門的に言うと、「フィードバック」とは、出力された結果を入力側に戻して出力を制御することを言います。ここで申し上げている意味では、研修実施によって出てくる情報を使って、その後の研修を改善するということです。この「研修実施によって出てくる情報」を何にするか、どこまで使うかでその後の研修の品質が異なってくるのです。

 

 ここで申し上げている「研修実施によって出てくる情報」は次のようなものがあります。

 

1)研修中の受講者の様子・反応

2)終了テスト

3)研修アンケート

4)研修後の実践レポート

5)研修後の成果レポート

 

 


広義の研修品質


 通常は「3)研修アンケート」の研修アンケートの良し悪しで、研修を改善したりしますが、「4)研修後の実践レポート」や、「5)研修後の成果報告書」の情報を収集すると、本質的な意味が把握できることがあります。

 

 つまり、研修受けするテーマと、現場で継続的に実践されることは異なることがあるということです。

 

 いままでの実績データから言うと、4)、5)までの情報を収集すると、研修受けした斬新な内容よりも、あたりまえの基本的なことの重要性に気づく受講者が多いということがあります。

 

 これは意外な印象を持たれると思いますが、「3)研修アンケート」だけ見ていると、斬新なテーマを多くすればよいということなりますが、「4)研修後の実践レポート」、「5)研修後の成果報告書」までやるとその本質は基本的なことであり、それを盛り込む必要があるということです。 


研修を減らすことができる可能性


 したがって、広義の研修品質の向上を目指す場合、「5)研修後の成果報告書」まで情報収集した上で、その先の研修を改善した方がよいということになります。

 

 確かに5)までやるのは大変なことではありますが、その企業の受講者における「基本的なこと」が改めて自覚されるので、非常によいことです。

 

 可能性として、研修時間が短くなることや、「基本的なこと」がより明確になれば、研修をやらなくても済むかもしれません。具体的には、見出された「基本的なこと」だけを社員に伝え、自分で実践し、自分で能力開発をさせるということです。このことにチャレンジしている企業も少しではありますが、出てきています。

 

 

 新しいテーマの研修を増やし、すべての研修品質を上げなければと考えている人も多くいるようですが、本当の解は、やってみた企業だけしかわかりません。このテーマについては、いろんなポイントで、いろんな考え方がありますので、関係部門で話し合い深めていってください。ご不明な点がありましたら、以下お問合せください。


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