(5)研修の振返りと実践知見の蓄積


研修後における振返りの観点


 「研修終了後の振返りは、研修アンケートを見るだけです。」という方がいます。確かに評価の1側面ですが、理想の講師に近づくためには、受講者が最終的にどうなったか、自分がやったことがよかったかどうか、について自分自身で評価できるようにしていきましょう。

 「アンケートがよかったからOK!」という結果論は好ましくありません。自分がどうするつもりであったのか、結果としてどうなったのかを、冷静に振り返るのです。

 この振返りで、あなたなりにわかったことが、あなたの成長なのです。それを積み重ねていくと、より受講者に寄り添える講師になれるのです。



研修前後のミーティング


 ただし、自分自身では振返りづらいことがあります。理想は、講師メンバー、先輩、上司などが話し相手になってあげられるといいでしょう。

 研修前のミーティングでは、研修を具体的にイメージするように、研修後のミーティングでは、研修を具体的に思い返せるように話し合うのです。

 この話し相手に支援してもらうことによって、さらに多くの気づきが得られるのです。



早めにスライドを修正する


 「この研修は、来年の1年後だ。」と言って、来年になってからスライドを修正する方が多いと思います。来年は来年で企画が変わるということもありますが、できれば今の時点で、研修スライドを直しておきましょう。

 なぜならば、今感じているスライドに対する修正感覚が、時間の経過とともに、なくなってしまうからです。

 1年後では、「あれーなんだっけなー。どこを直そうとしていたんだっけー。」ということになります。

 次の研修準備で時間がないということもありますが、できれば、早めにスライドを修正しておきましょう。

 もっと言えば、研修企画書も現時点でのを書いておきましょう。